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ヒロミ&小峠英二(バイきんぐ)「オモウマい店」インタビュー

日本全国の「オモてなしすぎでオモしろいウマい店」、通称「オモウマい店」をスタッフが粘りに粘って発掘する番組が、ついに放送100回を迎える。その記念すべき100回の収録を終えたばかりのヒロミと小峠英二に、番組の魅力や思い、第100回の見どころを語ってもらった。

――ついに、放送100回を迎えます。

ヒロミ 俺らはスタジオでVTRを見て、好きなことを言うという、言い方は悪いんですが、仕事的にはとっても楽で(笑)。

小峠 楽ですね(笑)。

ヒロミ それでも、たくさんの人に見ていただいて、「楽しみにしています」と言っていただくこともあって。これはもうスタッフさんの苦労というか、頑張りでここまで来ていると思います。まだまだたくさん魅力的なオモウマい店はあると思いますが、よくぞこれだけ100回分もいろんなお店を見つけたなと。100回目も面白いので期待してください。

小峠 たぶん2年くらいになるんですかね? 本当にあっという間だった。知らない間にそんなにやっていたんだ、という感じです。最初はただ面白いという感じだったのが、感動だったり、「白線の薄い店」「花屋の前にある店」といったオモウマい店の新法則を見つけたり、本当によくこんなに見つけてくるなというのが率直な意見です。これはスタッフさんの頑張りと、店主の方の素晴らしい人間性に尽きるんだろうなと。またいろいろなお店を見させていただけたらと思います。

――これまでに特に印象深いお店は?

小峠 一つか…難しい…。

ヒロミ 印象深いのは、この番組の1回目に出てくれた、「騒ぐんじゃねぇ!」が口癖の鈴子ちゃんですね。それを見た時に、小峠と「こんな面白いのがあるんだな」って話して。それが本当に放送されて皆さんに見ていただいた時に、「すごい番組だな」とは思いましたね。鈴子ちゃんと出会っていなかったら、「オモウマ」もここまで最初から印象を残さなかったんじゃないかな。

小峠 うん。僕は、あの山形のタヌキの剥製のお店。帰りに剥製とか、バッファローの角とかをくれるあの店主、面白いですよね。毎回流れが一緒なんですよ! 帰ろうとすると、「そろそろ帰る?」って言って、一回店の奥に入っていって。すりガラスから、なんか物を持って来ようとしているのが見えるんですよ。あの瞬間が非常にワクワクしますし、想像を超えてくるんですよ、毎回。そこは印象的ですかね。

ヒロミ 超えるね。あの人は本当に必要なものを「これ惜しいけどあげる」って言ってるのか、本当にいらなくてあげてるのか分かんないんだよね(笑)。

小峠 アハハ! 分かんない(笑)。そこの微妙なラインもいいんですよね。

ヒロミ そうなのよ。今、全部中京テレビにあるらしいから、ロビーとかに飾ればいいのに。世の中に見たい人いっぱいいるでしょ?

小峠 いると思いますよ。

――さまざまなグルメ番組がある中で、「オモウマい店」が支持されている要因は何だと思いますか?

ヒロミ スタッフが1週間、2週間ないしもっと長く、「これを放送するかは分からない」と伝えた上で、取材をさせてもらっているんです。それでも店主さんたちは「放送なんかしなくても、できなくても、あなた(担当スタッフ)と出会って、この何週間か楽しかった」と言ってくれることが多くて。他の番組ではそんなに長いこと取材できないでしょうし、俺らが今までにやってきたテレビの作り方とちょっと違うというか。店主と取材スタッフの信頼関係があって、成り立っている番組ですね。

小峠 グルメ番組というのは多々あるとは思いますが、グルメのもう一つ向こう側というか、そこの店主さんの人間性にスポットを当てたのが斬新だったんじゃないかなと思いますね。料理のおいしさや価格にしか視点がなかったところを、店主の人間性やお店の歴史、バックボーンにまで切り込んだというのが、視聴者にとっても見たことのない番組で突き刺さったんじゃないですかね。でも、それがなぜできたかと言ったら、ヒロミさんもおっしゃったように店主さんとの信頼関係だと思うんです。それがなかったら、そこまで引き出すことはできないので。これはもうスタッフさんの踏ん張りやガッツが伝わってるんじゃないですかね。

――お互いに助けられたなと思う部分はありますか?

ヒロミ 普通こう番組をやっていると、スタッフも含めて「こうやっていこう」「ああやっていこう」って話すことが多いんですが、この番組では一回もしたことないんですよ(笑)。

小峠 アハハ! 本当にないですよね。

ヒロミ ゲストの皆さんも、俺らもVTRを見るまでは内容を知らないんですよ。始まる前に小峠に「今日大丈夫なのか?」って聞くと、「俺も知らないっす」って返ってくるっていう(笑)。だから、スタッフが作ってきたものを、俺たちが見てリアクションすることで多少点数を上げられるようにしたい、というのだけを考えて俺はやってますね。感じたことを口に出すので、お互いに何を言うかは全く分からないんです。でも小峠が隣にいるので、VTR中は小峠に話し掛けることが多いですね。そこでなんとなくの共有はしていると思っています。

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