今年5月にノサカラボ『ホロー荘の殺人』の上演が決定した。 原作は、「ミステリーの女王」と呼ばれているアガサ・クリスティが1946年に発表した長編小説。51年にはクリスティ自身が執筆して戯曲化され、他にも映画や TV 作品として映像化されるなど、高い人気を誇る作品の一つだ。
今回、クリスティの脚本を小田島雄志と小田島恒志が翻訳、ノサカラボの代表である野坂実による演出で上演する。
キャストには、元宝塚歌劇団宙組トップスターで退団後も数多くの舞台で活躍する凰稀かなめがヘンリエッタ・アンカテル役として出演。元宝塚歌劇団星組トップスターで退団後も活躍の場を広げ続けている紅ゆずるがガーダ・クリストゥ役で出演する。さらに、ジャニーズ事務所所属で舞台を中心に活動し、歌唱力にも定評のある林翔太、SKE48とNMB48 の元メンバーで映画やドラマにも出演中の高柳明音をはじめ、『マレーネ』で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した旺なつき、綾凰華、佐々木梅治(劇団民藝)、細見大輔、 松村優。さらには、映像の世界のみならず近年では舞台出演も数多い河相我聞、その声を聞けば誰もが笑顔になれるような人気キャラクターの声優から役者、演出家としても活躍する中尾隆聖が脇を固める。今回は声のみの出演で、人気声優の長沢美樹も出演する。
アガサ・クリスティの世界観を残しつつ、野坂実ならではの演出、実力派キャスト陣によって新たに生まれ変わる『ホロー荘の殺人』。どうぞご期待を!
上演決定に当たり、ヘンリエッタ・アンカテル役の凰稀かなめからコメントが届いた。
[凰稀かなめコメント]
このたび初めて、ノサカラボさんの作品に出演させていただきます。そして、世界的に有名なアガサ・クリスティ原作のサスペンスのお芝居も初となります。全てが初めてで今からドキドキワクワクしておりますが、宝塚歌劇団の同組でもあった、紅ゆずるさんとの共演も約12年ぶりとなり、しかもお互い女性としてのお芝居は初めてなので、この並びをたくさんの方に劇場にて見ていただきたく思っております。
公演は5月3日(水)~8日(月)まで、東京・三越劇場にて。