『アニー』がフルバージョンで帰ってくる。2023年4月、新国立劇場 中劇場にて丸美屋食品ミュージカル『アニー』が上演される。
本作は、24年にアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」を基に、77年にブロードウェーのアルビン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。
日本公演は86年に日本テレビが主催で上演をスタートして以来、全国で約187万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けてきた国民的ミュージカルとなっている。
17年からは『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『ヘアスプレー』などミュージカルやストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍する演出家・山田和也を迎え、テンポが良く現代的な演出で好評を博してきた。
先日、主役のアニー役2人、孤児役12人の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たちが固唾をのんで最終結果を待つ中、アニー役に深町ようこと西光里咲の合格が発表されて話題となった。ダンスキッズオーディションも開催されて、フレッシュな12人の出演も決定した。
このたび、そんな子どもたちを支える豪華大人キャストが発表された。
ウォーバックス役には17年度から21年度までの4年間同役を務めた藤本隆宏が2年ぶりに再登場。ハリガン役は17年度、21年度、22年度も同役を務めたマルシア。グレース役には21年度の『アニー』からグレース役を務める笠松はる。ルースター役には22年度公演から続投となる財木琢磨。リリー役はこちらも22年度もリリーを務めた島ゆいか。続投組も含め、人気と実力を備えたメンバーが集結した。
2年ぶりの出演となる藤本隆宏から、公演に向けてのコメントが届いた。
[藤本隆宏コメント]
歴史あるミュージカル『アニー』にウォーバックス役で再び出演できますこと、とてもうれしく思っております。目まぐるしく流れているこの時代の中で、このミュージカルが伝えていくもの、そして伝えなくてはいけないものをウォーバックスという役を通し、考えそして感じながらお客さまにお届けできるよう精いっぱい演じていくつもりです。2020年は東京公演、地方公演共に全公演中止、2021年と今年は一幕としての上演、そして2023年は二幕のフルバージョンでの公演になる予定です。ぜひ劇場にお越しいただき、皆さまと共にミュージカル『アニー』の世界に心を重ね合わせ、感動を共有させていただいきたい、そう願っております。
公演は2023年4月22日(木)~5月8日(月)まで、東京・新国立劇場 中劇場にて。
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