2011年3月11日、東日本大震災。あの未曾有の震災から10年。今もまだ、震災の傷は癒えない中、昨年からのコロナ禍で多くの人たちの心はさらに冷え込んでしまった。その余波が続く中でも、明日に向けて歩かなければならない。「過ぎ去ったこととして考えず、この大震災を決して忘れないために…」「そして、依然として支援を必要としている人たちのために…」今、さらなる第一歩を踏み出し、元気付けるためにも「震災復興支援朗読会」では、昨年に続き10年という節目の年に、市原悦子さんが愛したさまざまな「日本昔ばなし」、特に被災地の気仙沼で今も語り継がれている「みちびき地蔵」を高島礼子が朗読する。さらに、宮沢賢治の名作など伝え残したい言葉や物語の数々を癒やしと復興への願いを込めてつづる。また、被災地の気仙沼と会場をライブでつないだトークライブ、公演のライブ配信も予定している。
なお、2011年3月11日に東日本大震災の甚大な被害に遭われた方々の忘れられない思いへの追悼と今後の復興を願い、本公演のチケット収益の一部は復興支援のために寄付される。
[高島礼子コメント]
東日本大震災から、10年の月日がたちます。被災地では、まだまだ多くの方が苦しんでいらっしゃいます。そうした皆さんの傷が少しでも癒やされることを願って、今回朗読会に参加いたしました。昔から伝わる教訓や震災で体験されたさまざまなお話など、こうした機会を通じて改めて触れたり、考えたりすることで、被災者の皆さまの気持ちに少しでも寄り添い、心の支えになることができればと願っております。
[室龍太(関西ジャニーズJr.)コメント]
今回の朗読会に参加させていただくことを光栄に思います。初めての経験なので、不安なこともありますが、参加される皆さんと良い作品にできればと思っております。また、3月11日という日には、皆さまにとってもいろいろな思いがあると思います。風化させないこと、そして今回の朗読会で少しでも、被災地の復興につながることを心から願っています。
「SHIBUYAエンタメカルチャー第3回公演震災復興支援朗読会『まんが日本昔ばなし』震災復興10周年メモリアル」
会場:東京・セルリアンタワー能楽堂
公演日程:3月11日(木)開場17時30分、開演18時00分
出演(朗読ゲスト/朗読予定作品):
高島礼子/日本昔ばなし「みちびき地蔵」
室龍太(関西ジャニーズJr.)/日本昔ばなし「貧乏神と福の神」
安寿ミラ/あまんきみこ「ちいちゃんのかげおくり」
黒田こらん/3.11あの日、あの時「ひとりひとりの物語」part1
杉浦琴乃/3.11あの日、あの時「ひとりひとりの物語」part2
桜咲彩花/3.11あの日、あの時「ひとりひとりの物語」part3
寺田理恵子/宮沢賢治「よだかの星」
生島ヒロシ/3.11あの日、あの時「ひとりひとりの物」~ある中学生の「答辞」~
総合ナビゲーター:生島ヒロシ
音楽演奏:杉浦哲郎(ピアノ)、岡田鉄平(ヴァイオリン)、タマ伸也(ギター)
公式サイト: https://www.manganippon-reading.com/