7月3日に新しく発刊された音楽誌「Mfan」(エムファン)。現代若者文化を“音楽”の側面で切り取った新しいメディアを目指したいという「Mfan」編集長の尹晶敏(ユン・ジョンミン)さんに、発刊に向けた思いと雑誌の中身について話を聞きました!
Q.「Mfan」を発刊したきっかけは?
最近「日本の音楽業界が衰退している」とよく耳にしますよね。でも、実際のライブ会場に足を運んでみると、“アツい何か”を感じていたんです。どんなに衰退しても、「音楽を好きな人は好きだよね」「結構たくさんの人がそうだよね」という。なので、その“アツい何か”をどうにかカタチにできないかという思いで「Mfan」を企画しました。
Q.「Mfan」の特徴を教えてください。
若い! そして深い! K-POPからご当地アイドル、バンド、2.5次元などなど、いろんなジャンルの若手アーティストのロングインタビューと、読みごたえのある音楽特集「ヤングカルチャー、静かなる逆襲」はぜひチェックしていただきたいです。
Q.CNBLUEを表紙にした理由は?
CNBLUEは韓国出身の日本デビュー6年目の4人組バンドなんですが、ほぼ毎年、日本武道館でのライブを成功させているほど日本でも熱い支持を得ているバンドなんです。実は「もっと知りたい!韓国TVドラマ」という別の雑誌でメンバーそれぞれを俳優としてインタビューしたことはあるんですが、今回はアーティストとして、普段CNBLUEの4人が何を考え、どこを目指しているのか聞きたいと思い、取材オファーをしました。縁あって普段ファッション誌の撮影が多いカメラマンのHIRO KIMURAさんともご一緒できて、すっごくステキな表紙&誌面に仕上がり、とても満足しています。本人たちも写真をすごく気に入ってくれています。
Q.あえてシルエットの写真を表紙に選んだ理由は?
シルエットのほうが、オーラというか、強い印象があったんです。写真そのものの力、とでも言いますか。うっすら横顔を照らす光とか。全てが「コレだ!」と思えるものだったんです。実は「顔がはっきり見えたほうが目に入る」という営業担当の意見に、若干心が揺れたんですが。でもインターネット上に公開された表紙を見て、多くのCNBLUEファンが「カッコイイ」と言ってくれたので、自分の意見を最後まで通して良かった!と思いました。
Q.取材エピソードがあれば。
BOYS AND MENの小林豊さん&本田剛文さんは、本当にすごく仲良しで、笑顔の絶えない取材現場でした。撮影用の衣装は学ランでしたが、小林さんの私服(アイボリーの深いVネックニット)がスタジオの雰囲気にすごく合っていて、「残念~!」と思いましたけど。でも「次はぜひ私服で!!」と約束したので、またぜひ登場していただきたいですね(笑)。
Q.特集「ヤングカルチャー、静かなる逆襲」についても教えてください。
今回、インタビューを掲載した皆さんそうなんですが、最近、20代の若手アーティストの活躍が目立ってきていると思うんです。アイドルはもちろん、特に20代前半のメンバーが活躍するバンドシーンが面白いなと思ったので、バンド/アイドル/レーベル/フェスの4つの視点から、今の音楽業界に吹いている新しい風について考察してみました。多少難しい話になるかもしれない部分は、QRコードでアーティストの公式サイトに飛ぶようにしてみたり、スペースシャワー主催の「ZIRYOKU」ツアーのライブルポを紹介したりと、飽きない構成を心掛けたので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
Q.「Mfan」はどんな人に読んでほしいですか?
インタビューが掲載されたアーティストのファンはもちろん、音楽や現代カルチャーに興味のある若い世代にぜひ読んでほしいです。また、最近の若者がどういうものが好きなのか気になるお母さん&お父さん世代にもぜひオススメしたいですね。
Q.最後に一言。
気になるアーティストや音楽ができたら、直接ライブ会場に足を運んでみてほしいですね。
「Mfan」(メディアボーイ発行)
7月3日発売(不定期発売)/1000円+税