話題を博した映画がミュージカルに!
現在放送中の1月スタートの連続ドラマ「となりのチカラ」(テレビ朝日系、木曜後9.00)をはじめ、「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」など数々の大ヒット作品を生み出してきた稀代の脚本家・遊川和彦が監督を務め、2020年3月に公開された映画『弥生、三月–君を愛した30年-』が林翔太を主演に迎え、ミュージカルとしてよみがえる。4月から5月にかけて東京、京都、名古屋、大阪の4都市にて上演する。
運命で結ばれた二人の30年を3月だけで切り取った激動のラブストーリーが、オリジナルミュージカル楽曲と共に全編ピアノの生演奏で舞台上で描きだされる。
本作で主人公・山田太郎を演じる林は、ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』主演、ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』などの話題作にも続々と出演を果たし、ミュージカルを中心に活躍。本作出演について林は、「お話を頂いてから映画の方も見させていただき、この作品をどういうふうにミュージカル化するのだろうと心が躍りました。映画を見たことがある方もそうでない方も心から楽しめる作品にしたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います!」と意気込みを語った。
太郎が思う運命の人・結城弥生を演じるのは、16年にアイドルグループ「アンジュルム」を卒業後、女優・ソロシンガーとして精力的に活動し、ミュージカル『ジェイミー』や『GREASE』にも出演。その真摯(しんし)な役作りと歌声で多くの人を魅了する田村芽実。出演に当たり「少人数で作り上げるミュージカル、今からとても楽しみです。およそ30年間をたったの数時間で演じることは初めてで新たな挑戦になりますが、スタッフの皆さま、そして共演者の皆さまと、丁寧に大切に作り上げることができたらいいなと思っています」と語った。
太郎と弥生の親友であり、二人の運命を握る渡辺サクラを、AKB48チーム4およびSTU48のメンバーとして活動し、今作が初の本格ミュージカル作品出演となる岡田奈々が演じる。岡田は「この作品でキーパーソンとなる繊細な役柄だと思うので、いつものアイドル岡田奈々を良い意味で消して役に入り込みたいと思います。」と意気込みを語った。
また、ストーリーテラーとして重要な役どころとなる太郎の息子・あゆむを、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンやミュージカル『GREASE』など数々の舞台で活躍する神里優希が務める。神里も「僕はストーリーテラーとして伝えていくという重要な役割も担います。それぞれが紡いだそれぞれの3月を大切に丁寧に伝えていけるよう、精一杯演じさせていただきます」と心境を語った。
4名のみの俳優陣とkizuku、大倉杏菜の2名のダンサー、そして、ピアノ・安藤菜々子の生演奏のみで人を思い合う人間愛の物語を送る。
今回、太郎と弥生の30年を舞台上に新たに描きだすのは、ブロードウェーミュージカルからスポーツイベント、さらに近年ではオリジナルミュージカル『天国の本屋』や韓国ミュージカル『Smoke』の日本版の演出を手掛けている演出家の菅野こうめい。音楽は、劇団四季の創立55周年記念作品『55 Steps SONG & DANCE』の編曲やアーティストへの楽曲提供、アニメ主題歌、舞台、ミュージカルなどを手掛ける坂部剛。また、映画でも印象的なシーンで奏でられた平井真美子によるピアノ楽曲「初恋」をテーマソングとして、本作でも世界を彩る。
菅野が描く世界観に、坂部の音楽が織り込まれ、登場人物の思いをさらに昇華させて新たな魅力満開となる本作。出会いと別れがあり、寒い日も暖かい日も訪れ、桜の花が舞い散る…一年の間で一番ドラマチックともいえる3月を、まさに“ドラマチック”に体感できる音楽と生の舞台をお楽しみに。
公演は4月21日(木)~24日(日)まで東京・サンシャイン劇場、4月27日(水)、28日(金)京都・京都劇場にて、5月5日(木)愛知・名古屋市公会堂にて、5月7日(土)、8日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて。最新情報は、公演公式HPにて随時公開。