“連載45周年記念祝いだ！　祭りだ！パタリロだ！”と銘打った、舞台『パタリロ︕』～ファントム～が、９月１日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロおよび初日会見が行われた。

2016年に初演、18年に第２弾「スターダスト計画」、21年には第３弾「霧のロンドンエアポート」が上演され、大好評を博した舞台『パタリロ︕』。19年には劇場版が上映されるなど、独特の世界観とハイセンスな笑いで観客を魅了し、その人気はとどまるところを知らない。

今回は、原作でも人気のキャラクターたちが登場する「ファントム」編を描いている。

初日会見には、パタリロ役の加藤諒、バンコラン役の宇野結也、マライヒ役の後藤大と、演出の小林顕作、原作の魔夜峰央が登壇した。

［加藤諒コメント］

本日、初日を迎えられたことをうれしく思っています。舞台稽古中はいろいろなことを気を付けなくてはいけないご時勢だったので、今まで以上にうれしさが溢れています。このまま千秋楽まで突っ走っていけたらいいなと思いますので、皆さん応援よろしくお願いいたします︕

［宇野結也コメント］

前回より、さらに人としての結束が強まったカンパニーになったなと思っています。結束が強まったことによって、作品のクオリティーや目指すところも一段、二段と上がっていった稽古でした。すてきで耽美で楽しいワチャワチャな世界が待っているので、ぜひお楽しみください︕

［後藤大コメント］

今回で僕がマライヒを演じるのは２回目になるんですけど、他にパタリロやバンコランたち続投のキャストもいるので、カンパニーが前よりもっと打ち解けて、相談したりディスカッションする機会が増えました。今のご時勢でもできる、パタリロの面白おかしい、舞台でしか出せないすてきな部分を皆さんにお届けできたらと思っています。

［小林顕作コメント］

原作の「パタリロ︕」が来年で連載45周年なので、いつもとは少し趣向を変えて後半にお歌の時間もつくって（笑）、ものすごく盛り上げていきたいなと思っています。声を発する応援とかはできないですが、みんなで拍手して盛り上がれるような盛りだくさんの内容になっているので、ぜひ楽しみにしていてください。

［魔夜峰央コメント］

単純に一人の客として楽しませてもらいたいなと思っています。毎回びっくりさせられることが多くて、みんな面白いなと。計算ではなく、自然に演じられるということは役者さんの力量でしょうし、キャラクターに合っているんだなと思います。バンコランはバンコラン、マライヒはマライヒ、パタリロはこれ以外ないっていうパタリロですから。本当に楽しみにしています。頑張ってください！

東京公演は９月11日（日）まで、天王洲 銀河劇場にて。９月17日（土）～19日（月）まで大阪・サンケイホールブリーゼにて。

©魔夜峰央／白泉社 ©舞台「パタリロ︕」製作委員会