ドラマ

堀田真由「オカルトの森へようこそ」インタビュー

8月27日(土)公開の映画『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』、7月22日にスタートしたWOWOWオリジナルドラマ「オカルトの森へようこそ」で主演を務める堀田真由。しっかり者で決断力に優れた助監督・市川美保を演じる。「ホラーが苦手」と語る彼女が挑んだ予測不能のノンストップ・ジェットコースター・ホラーアドベンチャーをぜひ体感してほしい。

――まず、WOWOWで「オカルトの森へようこそ」の放送が始まりました。主演が決まった時のお気持ちから教えてください。

デビュー作がWOWOWさんの作品だったので、WOWOWさんで主演を演じられるというのは原点に戻ると言いますか、いつか戻ってきたい場所ではありました。オファーを頂き、WOWOWさんで主演させていただくことはなかなかできないことなので「これはぜひやりたいな!」と思って引き受けました。ただ、私はホラーの作品が苦手なので大丈夫かなっていうのはありましたね(笑)。見るのは苦手ですが、最近はホラー作品に出演させていただける機会も多く、その醍醐味というか、楽しい部分を知っていたのもありましたし、さらにホラーの巨匠でもある白石(晃士)さんが監督というのもあってワクワクしていました。

――堀田さんが感じるホラー作品の楽しさとは?

現実と非現実の間の、実際には起こってないけれど、もしかしたら本当にそんな世界があるのかもしれないと思えるようなところがいいなと思いますね。その作品を見ている間だけは、日常を忘れられる魅力がホラーにはありますし。ホラーといっても、実は怖いだけではなくていろいろな要素が組み込まれているんです。霊的なものやおばけみたいなものもありますけど、人と人との憎しみなどの感情もあって、面白いなって思っていて。この作品はCGを使って、いろんな化け物たちが出てくる“ホラー”という枠組みでありながらも、苦手な方でも楽しめる面白さのあるところが良さかなと思います。

――ホラーでもありながらも、ジェットコースターに乗っているようなハラハラ感も味わえますね。

初めて台本を読んだ時は、正直「難しい!」って思ったんです。化け物たちも白石さんの頭の中で描かれているので、台本読んでいるだけではどうなるのか想像できなくて。想像できたことは、叫んだり走ったりしているので、大変な撮影になるんだろうということぐらい(笑)。撮影の前の読み合わせの時に化け物のイメージを教えていただいて、そこでやっとイメージが持てました。これまで多かった恋愛ものや学園ものとは台本の読み方が違いましたね。

――堀田さんが演じる市川美保は、ホラー映画監督・黒石(白石晃士)の助監督です。

助監督っていう役も珍しいですし、演じていて本当に面白かったですね。これまでも現場でたくさんの助監督の方のいろいろなお姿を見てきたので、さまざまな要素を織り交ぜて、想像しながら演じていました。この役を演じることが発表されてから、いろんな現場で助監督の方に「助監督役どうでしたか?」ってすごく聞かれるようになって(笑)。皆さんも楽しみにしてくださっているのかなと思います。

――市川はどんな人物だと思いますか?

監督のことを尊敬してるんですけど、すごく強気で辛らつなことを言う女の子ですね。ただそれも愛と言いますか、好きだからこそなんだなって。そばにいる監督がちょっとふんわりした雰囲気でもあったので、ばしっと背中をたたけるような人であることは意識していましたね。私が進行役みたいな部分もありましたし。

――白石監督によるPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)での撮影も特徴的でした。

普段であれば監督は離れたところにいらっしゃるので、「ここをこうしてほしい」っていう指示もちょっとラグがあってから現場に話が届くんです。ただ、今回は白石さんが撮影もしているので、役者側のやりやすさを踏まえた上でその場で指示を出してくださるので、演じていてもこれまで以上にやりやすかったですね。演技の面でも、現場にいるからこそ私の生の芝居を見て感じてくださる部分もありながら、カメラを通して“堀田真由”という役者を見てくださっていて。最近は「OKです」と言われることが多くなってはいたのですが、それを「もう一回」「もう一回」って言ってくださるので、立ち止まって考えるきっかけにもなりました。

――役についてはどのようなセッションを?

今回はフェイクドキュメンタリーということで、“生っぽさ”を大事にしていました。最近は原作ものや時代劇が続いていたので、役を“演じている”感が出てきているというのが悩みでもあったんです。そこで、監督に「今ちょっとセリフっぽかった」って教えてもらうこともありましたし、「語尾変えてもいいから生っぽさを大事にしてほしい」と言っていただくこともあって。最初は難しかったのですが、「バラエティーのロケに行っているような感覚」っていうふうに言ってくださった時、「それなら分かるかもしれない!」ってヒントをつかむことができましたね。ただ、芝居力は試されるなとは思いました。“生っぽい”って難しいですね…(笑)。

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