SEVENTEENが5月27日に韓国での4thフルアルバム「Face the Sun」発売(日本発売は6月10日)を記念して、全世界に向けてグローバル記者会見を行った。
S.COUPSが会見冒頭に「再契約後でとても意義深いアルバムになると思います。CARAT(SEVENTEENのファンの呼称)の皆さんがいらっしゃったのでこのように4枚目のアルバムが出せたと思いますし、すてきな姿を見せていきたいと思います」とファンへの感謝と決意の気持ちを語った。
まずは4th Album「Face the Sun」についてのトークからスタート。MINGYUは「とてもパワフルで唯一な太陽のような存在になりたいという野望が込められているアルバムです。“新しい世界に向き合おう”という希望のメッセージも伝えたい。表題曲の『HOT』だけではなく、収録曲のストーリーにも注目してほしい」と語ると、楽曲制作の中心メンバーであるWOOZIも「SEVENTEENが音楽で伝えようとする感性と感情を余すところなく込めました。それぞれ内面の悩みを象徴する“影”を乗り越え、より強靭な存在となり、全てのことを避けずに正面から立ち向かって戦い、前に進むという希望に満ちたメッセージを盛り込んでいます」と続ける。さらにDINOは「野心と情熱」というキーワードを注目ポイントとして挙げた。このアルバムの特徴は、全曲団体曲で構成されているという点。それについて、WOOZIは「企画段階から全部団体曲にしようと考えていました。久しぶりに出すフルアルバムでもありますし、“内面の率直さ”を表現するというテーマもあり、SEVENTEENの本来の姿を見せたいと思いこのような形に。初めは少し無謀ではないかとも思いましたが、こうしていいアルバムになってうれしく思います」とコメントした。
表題曲「HOT」について、DKが「SEVENTEENの情熱や強くしっかりとしたアイデンティティーを持っている曲。昇る太陽のように燃え上がるという思いが込められている曲です」と説明すると、振り付けを担当したHOSHIは「多くの方々がチャレンジしやすい、マネしやすい振り付けもありますので楽しみにしていてください」とコメント。その部分をメンバーのアカペラ歌唱にのせ、JUNと共に即興で披露した一幕も。WOOZIは『HOT』が表題曲になった理由を、「僕たちの音楽は、今の僕たちを最もよく表すもの。『HOT』は熱いエネルギーを放出する太陽が、今の僕たちをよく表していると思い表題曲だと思いました」と話した。JOSHUAは英語で、「WOOZIさんが『HOT』を聴かせてくれた時、メンバーみんなが『この曲だ』と思いました!」と続けた。THE 8はこの曲のパフォーマンスについて、「僕たちの強烈なエネルギー、セクシーさを感じさせるように頑張りました。全体の振付はエネルギッシュでありながらも、サビでは少しずっしりとしていて、セクシーな部分も見られると思いますので、そちらにも注目してほしいです」とアピール。
アルバムの制作過程での印象的なエピソードを聞かれ、JEONGHANがストーリー上外さなくてはいけない指輪を着けたまま撮影してしまったことで、早く帰れるはずが最後まで残る羽目になってしまったことを告白。メンバーにもからかわれてしまったとはにかんだ。
さらにアルバムの事前プロモーションでは13人それぞれの恐怖を紹介した映像「13 Inner Shadows」も公開。SEUNGKWANは「明るくて爽やかなイメージを持たれることが多いですが、明るく爽やかでいるための悩みもありました。7周年という節目もあり、それぞれの悩みをCARATの皆さんに率直に話したいと思いましたし、それを表現すべきではないかと思いました」と話した。
そんなたくさんの思いが込められた4thアルバム「Face the Sun」の目指すところはThe Billboard 200での1位獲得。SEUNGKWAN筆頭にセレモニーの練習をするものの、自らのコメントに「少し上辺っぽいですかね…?」と不安をのぞかせた。しかし、セレモニーも夢ではない。「Face the Sun」の先行注文量が200万枚を突破したのだ。それに対し、S.COUPSが「この結果はCARATの皆さんが全てつくってくれたものであり、いつも感謝しています。とても僕たちの力になっていることもCARATの皆さんにお伝えしたいです」と感謝の気持ちを述べた。さらにグローバル的な人気の秘けつについて問われると、S.COUPSは「メンバー、チームとどの部分を見ても、足りない部分がないんです。さらにCARATへの愛情が誰よりも大きいところも秘けつだと思います」、MINGYUは「僕たちは地道に持続的に、挫折をせずにCARATからの愛情にお応えするチームなので、皆さんに愛されるのではないか」と分析した。