トニー賞でミュージカル作品賞ほか5部門受賞の大ヒット、ブロードウェーミュージカル『モダン・ミリー』を9月に上演することが決定し、5月10日に東京都内で製作発表会見が行われた。
ミュージカル『モダン・ミリー』は1967年公開の映画、02年上演舞台が共に大ヒットを記録した。1920年代のニューヨークを舞台に、仕事と恋に頑張る主人公の姿から自分の足で人生を踏み出す勇気と明日への活力をもらえる作品。心に残る数々のナンバー、華やかなダンスで飛びきりのハッピーを届けてくれる。
日本では20年4月に上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、開幕直前で公演中止に。2年の時を経て、満を持しての上演となる。
会見には主演の朝夏まなとをはじめ、中河内雅貴、実咲凜音、廣瀬友祐、保坂知寿、一路真輝と演出・翻訳の小林香が登壇した。
朝夏は「お稽古も全て終えて、やっと劇場に入れるという時に中止になってしまって、やるせない気持ち、切ない気持ちと同時に“仕方ないか”という気持ちもどこかにあって、なんとも救いようのない思いでいっぱいだったのですが、あれから2年。こうして復活できることが、心からうれしいです。登場人物がみんな一癖あり、愛すべきキャラクターです。面白くて楽しいキャストの皆さんと再びご一緒できるのが本当に楽しみ」と、2年越しの上演を喜んでいる様子。見どころを聞かれると、「この作品の魅力の一つはタップ。タップシ-ンがふんだんにあるので、タップのシ-ン全てが見どころです。とにかく、明るく元気になれるミュージカルです」と語った。
公演は9月7日(水)~26日(月)まで東京・日比谷シアタ-クリエ、10月1日(土)、2日(日)大阪・新歌舞伎座にて。
(左から)小林香(演出・翻訳)、保坂知寿、廣瀬友祐、朝夏まなと、中河内雅貴、実咲凜音、一路真輝