坂本昌行主演の大ヒットミュージカルがついに帰ってくる。2020年5月に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて公演中止となっていた坂本主演の『THE BOY FROM OZ Supported by JACCS』が、2年越しに上演されることが決定した。
本作の主人公は、1970から80年代にアメリカを中心に活躍したオーストラリア出身のエンターテイナー、ピーター・アレン。彼は「愛の告白(I Honestly Love You)」「あなたしか見えない(Don’t Cry Out Loud)」、アカデミー賞最優秀歌曲賞受賞曲にもなった映画『ミスター・アーサー』のテーマ曲「ニューヨーク・シティ・セレナーデ(Arthur’s theme)」など数多くの不滅の名曲を生み出した。
「My songs are my biography」と語っていたピーター・アレンのその生涯を、彼が生み出した名曲と共に送るミュージカルだ。
14年ぶりの日本上演で主演を務めるのは、05年の初演、06年の再演、08年の再々演とピーター・アレンを熱演してきた坂本。数々の名作ミュージカルに出演し、16年には第24回読売演劇大賞 優秀男優賞も受賞した坂本が今回もアレンを演じる。
前回同様、演出のフィリップ・マッキンリー、振付のジョーイ・マクニーリーに加え、坂本同様に初演からの出演となるジュディ・ガーランド役の鳳蘭、ライザ・ミネリ役の紫吹淳、ピーターの母親マリオン・ウールノー役の今陽子が再集結。
さらに末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)が新たにピーターの恋人グレッグ・コンネル役に抜てきされ、敏腕マネジャーのディー・アンソニー役には、中止となった公演でも発表されていた新メンバー宮川浩が加わり、さらに作品に期待と深みを与えてくれそうだ。
[ピーター・アレン役:坂本昌行コメント]
一昨年はコロナの影響で公演がなくなり、本当に悔しい思いをしました。しかしそんな悔しさを経験したからこそ、今回この作品に懸ける思いは今まで以上です。新たなキャストを迎えて、ピーター・アレンの半生を名曲と共にドラマチックにお届けします。これぞエンターテインメント! そんな時間を堪能してください。
[グレッグ・コンネル役:末澤誠也コメント]
グレッグ・コンネル役を演じさせていただくことになりました、末澤誠也です。初めにこの話を聞いた時は、以前からブロードウェーミュージカルに出演してみたいと思っていたので本当にうれしかったです。それと同時に、事務所の大先輩である坂本さんとご一緒できることの喜びや緊張も込み上げてきましたが、今は早くお会いして稽古をしたいと思っています。他のキャストの方々も素晴らしい大先輩ばかりなので、稽古場でたくさん勉強させていただきながら、精一杯頑張りたいと思います。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
公演は6月18日(土)~7月3日(日)まで東京・シアターオーブ、7月14日(木)~16日(土)まで大阪・オリックス劇場にて。