歌舞伎俳優の松本白鸚が主演を務めるミュージカル『ラ・マンチャの男』のファイナル公演が、来年2月に日生劇場で上演されることが決定した。
『ラ・マンチャの男』は、ミゲール・デ・セルバンテスの小説「英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」を原作とし、脚本をデール・ワッサーマンが、音楽をミッチ・リーが手掛けて舞台化されたミュージカル。
日本初演は1969年、帝国劇場で白鸚(当時は市川染五郎)の主演により上演された。以降“見果てぬ夢”を追い続けて、白鸚が77歳を迎えた19年には日本初演50周年記念公演が行われ、今日までの総上演回数は1307回に到達している。
今回22年の公演をもって、松本白鸚の半世紀以上におよぶ“遍歴の旅”はいよいよ終焉(しゅうえん)の時を迎える。
キャストは、松本がセルバンテス/ドン・キホーテ役を務める。ドン・キホーテが思い姫と慕うアルドンザ役を12年公演以来10年ぶりに松たか子がふんし、父・白鸚との久しぶりの舞台共演に臨む。脇を固めるサンチョ役の駒田一、牢名主役の上條恒彦に加え、新たなキャストとしてアントニア役に実咲凜音、カラスコ役には吉原光夫を迎え、松本白鸚『ラ・マンチャの男』集大成の公演がいよいよ始動する!
ファイナル公演は2022年2月6日(日)~28日(月)まで、東京・日生劇場にて。
写真提供◎東宝演劇部