平均年齢16.7歳のガールズユニットiScreamが8月11日、自身初となるライブ「iScream Debut Online LIVE Show Case」をオンラインで配信した。
2018年に開催された「LDH Presents THE GIRLS AUDITION」でエントリー総数約1万人の中からグランプリを獲得したRUI、ファイナリストのYUNA、HINATAの3人で19年に結成したiScream。今年から本格的な活動を開始し、6月23日に「Maybe…YES EP」でデビューを果たした。LDHの次世代型ガールズユニットだ。
ライブ前日の10日には「前夜祭!」と称して、少し緊張した面持ちで3人そろってインスタライブに登場。RUIは「最初で最後、一生に一回しかない記念すべきライブ。大きな夢へのいい一歩を踏み出せたら」と語り、HINATAは「私たちだけのライブを開催するのは夢に見てきたこと。かなうとなるとどうなっちゃうんだろう」と声を弾ませた。YUNAは「ライブができることも当たり前じゃない」と改めて周囲に向けた感謝の言葉を述べ、愛と思いをライブで表現すると意気込んだ。
ライブのオープニングでは楽屋で円陣を組み気合を入れる3人の掛け声と共に、オーディション当時の映像やライブ開催に向けて積み重ねてきたレッスン、リハーサル風景などが映し出された。歌唱時の表情とダンスのキレ、今日という日のために着実に磨き上げてきた3人の軌跡を感じられるオープニングムービーでステージは幕を開けた。
画面がステージへと移り変わると、そこにはホワイトの衣装に身を包む3人の姿が。まるで真っ白なキャンバスのような衣装は、彼女たちが披露する楽曲ごとに印象をガラリと変えていくことになる。
1曲目に披露されたのは、デビュー作「Maybe…YES EP」の収録曲「Scream Out」。キリリと余裕たっぷりに視線を投げ掛けるRUI、心からステージを楽しんでいるような晴れやかな表情のYUNA。ストレートヘアのHINATAは、その毛先まで計算された振付のように洗練されたパフォーマンスを披露。オープニングから、これがデビューライブとは思えない歌声とダンスパフォーマンスを見せた。
「Scream Out」が終わると、NIHATAが「初めまして、iScreamです! 結成からデビューまで2年、活動がなかなかできなかった中、私たち自身で考え、話し合いながら蓄えてきたスキルをやっと皆さんにお見せできます」とデビューライブに込めた思いを語った。
次に披露した「Pendulum」では、サビで両手を前にして8の字に動かす「ユラユラダンス」をその場でレクチャーするなど、無観客ではあるが画面越しのファンとの一体感を演出する。
続く「Maybe…YES」はMVをバックスクリーンに映しながらのパフォーマンス。ピュアな歌詞とキュートな振付、世界観を美しく響かせるファルセットでの表現でカッコよさからかわいさまで、幅広く表現できる実力を存分に見せ付ける。
前半を終えて、天の声(劇団EXILEの小野塚勇人)を迎えたトークコーナーではファンからのコメントを読み上げ、コミュニケーションを取っていく場面も。「ツアーがあったら行きたい」という視聴者の声に、メンバーは口をそろえて「私たちの次の夢です」と新たな目標を語った。
LDHに所属するRIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、藤井夏恋(Happiness)、奥田力也 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)からは、応援メッセージが到着。「先輩方がつくってきた伝説や歴史はすごいもので、それに続けるかなという不安もあった」と語るRUIだが、
Mrs. GREEN APPLE「点描の唄」をアカペラでカバーした3人の歌声は圧巻! スポットライトに照らされながら3人が見つめ合って歌うシンプルな演出は彼女たちの豊かな声量を際立たせ、視聴者からも「感動!」「鳥肌立った!」「迫力がすごい!」「泣きそう!」などのコメントが続々と寄せられた。
ライブ後半では、9月3日(金)に2nd配信シングル「himawari」をリリースすることが発表された。夏の終わりと恋の寂しさや切なさをリンクさせたバラードソングで「夏を振り返るワードや恋しくなる歌詞にも注目してほしい」とYUNA。夏の日差しがまぶしいひまわり畑の映像をバックに「himawari」を3人が歌い始めると、表情も声色も一変。切ない気持ちを歌声に乗せ、心に迫るパフォーマンスを披露した。「himawari」の余韻が残る中で続いてパフォーマンスしたのは、一転してリズミカルな「Sugar Bomb」。幅広いジャンルの楽曲を歌いこなすパフォーマンスとキラキラ輝く等身大の姿からは、この先「たくさんの女の子たちの憧れ」となっていく未来が垣間見えるようだった。
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