『錆色のアーマ』外伝-碧空の梟-が、4月15日に東京・品川プリンスホテルクラブeXにて開幕した。
漫画、アニメ、ゲームなどを原作とした2.5次元舞台が大人気の中、その流れとは逆に、まず舞台版が生まれ、そこからさまざまなメディアミックス展開を図っていく“逆2.5次元”とでもいうべき前代未聞のプロジェクトである『錆色のアーマ』。
本作は、『錆色のアーマ』初の外伝となる。秀吉との戦を脱し、紀州の山奥に里を移そうとしていた紀の国、雑賀衆が、謎多き梟の橘三兄弟とどのように交錯していくのか。新たな“巡り合わせ”の物語が紡がれていく。
初日公演を前に、橘東雲(たちばなしののめ)役の仲田博喜と、鶴首(つるくび)役の荒木健太朗が公演に向けた思いを語った。
[橘東雲役:仲田博喜コメント]
お待たせしました。みんなの思いがつながり、いよいよ『錆色のアーマ』が開幕いたします。一年越しの思いも、今やるからこその意味も、しっかりと舞台の上で熱量に変えて届けたいと思います。“逆2.5次元”、自分たちの生きざまが原作になる。橘兄弟を愛してもらえるように、そして雑賀衆も妖も、どのキャラクターも魅力的なので、ぜひいろんな生きざまを見てもらえたらうれしいです。円形劇場ということで、それぞれの席からしか見られない表情もあるかと思います。僕自身初の円形の舞台、その空間を楽しみたいと思います。本編終了後にはライブパートもあるので、そちらもお楽しみに! 千秋楽まで全員で駆け抜けていきたいと思いますので、最後まで応援よろしくお願いします。
[鶴首役:荒木健太朗コメント]
2017年にスタートした舞台『錆色のアーマ』がこのたび、外伝として上演されることとなりました。当初は昨年にお披露目される作品でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止となり、また、こうして皆さまにご観劇いただけると思うと喜びもひとしおです。本作は、雑賀衆の過去のわだかまり、後悔、橘兄弟の願いと許しの話です。初めて『錆色のアーマ』を見る方にも楽しんでいただけるものになっていますし、シリーズのファンの方にはいろいろと解明される部分もありますので楽しんでいただければと思っています。残念ながら劇場に足を運べない方も、配信もありますのでぜひご利用ください。また『錆色のアーマ』は舞台先行でそこからメディアミックスへ派生していく、いわゆる“逆2.5次元”として展開していくのも魅力です。こちらの方も今後の吉報をお待ちください。千秋楽まで一つ一つ大事に精進して参ります。キャスト、スタッフ一同、お待ちしております。
公演は4月29日(木)まで東京・品川プリンスホテルクラブeXにて。
©「錆色のアーマ」プロジェクト