現在発売中の月刊TVfan7月号に登場している俳優・和合真一。彼がリポーターを務める、鉄道ファン必見の番組「世界の鉄道旅~乗り鉄・撮り鉄大集合!~」(BSフジ)がいよいよ5月30日(木)からスタートする。今回は誌面では掲載しきれなかった旅の裏話を紹介する。
――「世界の鉄道旅」はどんな番組ですか。
乗り鉄・撮り鉄の方に向けた、鉄道に関連する場所を巡るツアーを紹介する番組です。今回はミャンマーと台湾に行きました。2カ国ともそれぞれに日本とは違う鉄道文化があって、一緒に旅をしているような感覚で番組を見ていただきたいですね。
――レアな場所も巡ったのですか。
今回、日新航空サービスの方がアテンドしてくださり、普段はなかなか見られない整備工場や車庫などにも行かせていただきました。海外だと、現地の方とうまくセッションできないと許可取りができないということもある中で「実現できないことを実現できた」と担当の方が自信を持っておっしゃっていました。
――実際に、和合さんが巡ったツアーに申し込みができるのも、今回の番組の見どころになっているそうですね。
番組の後半に僕と日新航空サービスの方で“なんちゃってテレビショッピング”みたいこともしているんです(笑)。担当者の方が提示したツアー価格に僕が「もう一声!」とダダをこねて、番組を見ていただいた方のみの限定価格でお届けできるように頑張りました! ほぼアドリブでやらせていただいたので、そこだけ和合真一が出過ぎている感があるかもしれません(笑)。
「ミャンマーの鉄道文化に衝撃&感動!」
――写真好きの和合さんがマイカメラを持参して旅をしたと伺いました。どんな写真を撮ってきたのですか?
番組でもお見せしていきますが…(写真を見せてくれながら)我ながらいい写真がいっぱい撮れたと思っています。日本で役目を終えた車両が海外に輸出され、今でも使われているところが魅力なので、年季の入った部分をピックアップして写真好きならではの視点で撮影しました。逆にマニアック過ぎるかもしれないですけど(笑)。
――こうした古い車両が、そのまま使われているんですね。
小さい頃に「この感じ見たことあるな」というような、遠い親戚に久々に海外で再会したような懐かしい気持ちにもなりましたね(笑)。整備工場がしっかりしていて、車両の壁や部品を一旦全部剥がしてから整備して、もう一度組み立てるということを繰り返しているそうなんです。だからちゃんと安全対策もなされた上で走っているんでしょうね。ですが、普通に電車が動いている近くで人が線路を渡っていたり、線路のギリギリのラインで野菜などを売っていたり、衝撃でした。
――鉄道の見方が変わりましたか。
興味のない人でも電車に乗って楽しめるツアーになっていましたし、いろんな話を聞いているうちに電車そのものに興味が湧いて純粋に楽しめましたね。日本に帰ってきてからも、電車が来たとき「このコーナーいい感じで撮れるな」って画角を考えちゃいます(笑)。
「それぞれの国の文化も楽しんでもらいたい」
――台湾はどんなところが魅力でしたか。
台湾はどこに行っても日本語がありますし、1人で行っても不安じゃない感じでした。今、日本で流行っているタピオカやかき氷などの台湾スイーツがどこにでもありますし、食に関しては間違いないグルメの国ですね。小籠包もおいしかったし、焼き豆腐っていう、厚揚げがパリパリの状態みたいな硬めの豆腐で、それをつまみにずっと飲んでいましたね。
――ミャンマーはどうでしたか。
観光に力を入れていて、現地の人に聞いたら市内でのバイクが法律で禁止されたらしいんです。雑多な感じを想像していたので、そこは驚きました。駅もどんどん新しくなっているそうです。レールは昔のままでガタガタなところもあるから今はスピードも出せないそうですが、改装が完了したら電車の速度もアップすると聞き、鉄道に力を入れているんだなって感じました。あとは気温が37、38度くらいと暑かったですね! ただ、めったに雨が降らない時期に行けたのでいいタイミングだったと思いました。
――最後に改めて番組の見どころを教えてください。
今回、僕は実際にあるツアー行程で移動しているので、疑似体験をしているような気持ちで見てもらいたいですね。そして番組を見て「行ってみたいな」とちょっとでも思ったら、ツアーに申し込んでもらって番組内で紹介しきれなかったところまで楽しんでもらえたらうれしいです。
わごう・しんいち 1986年9月13日生まれ、東京都出身。7月の舞台「ハンサム落語」、8月の舞台「上にいきたくないデパート」に出演する。
【番組情報】
「世界の鉄道旅~乗り鉄・撮り鉄大集合!~」
5月30日スタート BSフジ 毎月最終木曜 後11.30~11.55
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