加藤シゲアキが2月24日に著書『ミアキス・シンフォニー』の発売記念マスコミ発表会に出席した。
本作は、雑誌『anan』にて2018年より2022年までの不定期の連載小説(全16回)を、加筆・修正を加えて刊行。作家として、人として、成長を続けてきた加藤にとっての“愛”をテーマに挑んだ作品となる。
加藤は「いつ完成するのか自分でも分からなかった時期もあったが、作家人生の半分近くをかけて書き上げたもの。僕の分身のような作品が出来上がった。小説は答えじゃなくて問いだと思っているので、この本を通してより問いかけをしていくし、その問いに読者自身が答えを出さなくても全然いい。読んだ人が愛だなと思ってくれたら良いし、単純に本として面白く読んでもらえるだけでも十分。楽しんでもらうことが一番です」と話した。
愛とは?と聞かれると、「自分自身を信じることなんだと書いていて思いました。愛することを突き詰めていくと、どんな時も相手を思うことであって、それは最終的に自分が試されてるような状況になるので」と語った。