坂本昌行×海宝直人による究極の二人芝居、『オフ・ブロードウェイ・ミュージカル MURDER for Twoマーダー・フォー・トゥー』が、1月8日に東京・Bunkamuraシアターコクーンで開幕。前日に公開ゲネプロと開幕直前取材会が行われた。
本作は、2016年に坂本昌行と松尾貴史により初演され、今回が6年ぶりの再演で坂本と海宝が共演している。
偉大なアメリカ人作家のアーサー・ホイットニーが、自らのバースデーパーティーの席で銃殺されてしまう。現場から1時間の町にいた警官マーカスが、寡黙な相棒のルーを引き連れ現場へ向かうと、彼らの前には個性豊かな容疑者たちが立ちはだかり…。
中央にピアノ。ステージの上手と下手にドアが1つずつというシンプルなセットの中で、時に語り、ピアノを演奏し、歌い踊りながら約2時間演じっぱなしの舞台だ。
海宝は事件を捜査する警官マーカス役を務め、坂本は容疑者となる多数のキャラクターを演じ、二人で合計13役を演じ分ける。
ゲネプロ後に行われた取材会に、坂本と海宝が登壇した。坂本は「初日を迎えられることに、改めて大きな喜びを感じます。(コロナ禍で)みんな、目に見えない脅威を抱いていると思いますが、僕らはエンターテインメントのパワーをお届けして、日本中、そして世界中を笑顔にできたら」と初日を迎えた思いを語り、海宝も「僕が坂本さんの足を引っ張るわけにはいかないので、背中を見ながら必死に付いていきました。やはりコメディーはお客さまが入ってこそ。いよいよ“船出”と言う気持ちです。お客さまを迎えることで作品が完成に向かうと思うと楽しみなので、気を引き締めて頑張りたい」と意気込みを述べた。
公演は1月23日(日)まで同所にて。以降、1月26日(水)~2月1日(火)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、2月8日(火)、9日(水)宮城・電力ホール、2月12日(土)、13日(日)長野・キッセイ文化ホール 大ホールにて。
©岡千里/オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「MURDER for Two」製作委員会