音楽劇『海の上のピアニスト』開幕前日の9月15日にゲネプロと記者会見が行われ、出演者の内博貴、藤本隆宏、ピアノ演奏の西尾周祐が意気込みを語った。
豪華客船の中で生まれ、一度も船を降りることのなかった天才ピアニストの生涯を綴る音楽劇で、天才ピアニストのノヴェチェントを演じる内は「僕自身こういったタイプの作品に携わったことなくて、不思議な舞台なんです。いろいろ感じてもらえる作品になっていると思いますし、僕の勝手なイメージなんですけど、クルージング旅行と言いますか、船に乗っているような気分になれるような作品です」と見どころを話した。
トランペッター役であり、ストーリーテラー的役割も果たす藤本は「ノヴェチェントのことを大好きになる役なので、そういうことも意識しなきゃいけないかなぁと思ったんですが、もう稽古場から大好きになっちゃって(笑)。カッコいいんですよね、本当に。稽古場でもカッコいいお兄さんだったんですけど、見てください、このカッコいい衣裳。ドキドキするぐらい素敵で。その気持ちを忘れないように演じていきたいなと思います」と、内との共演を楽しんでいる様子。
そんな藤本について、内は「藤本さんが本当に大変なんです。僕がレベル1だったら、レベル100なんです。トランペッター役というのもそうですし、ステージテラーの役割だったり、他にもいろいろな役をやられている。番組で言ったらMCもやりながら雛壇もやるみたいな。僕は雛壇に座っているだけで(笑)」と言って、藤本の役割をねぎらった。
ピアノ演奏の西尾は「聴きどころとしては、ピアニストが主役の舞台なので、そこでピアノをずっと弾いているのは、ピアニストとしてこれ以上ない舞台。最初に流れるメインテーマがありまして、繰り返し何度もいろんなシーンで出てきたり。ジャズピアニストとノヴェチェントとのピアノ対決のシーンも。交互にピアノで対決して弾いていくシーンが聴きどころだと思います」と話した。
<東京公演>
日程:2021年9月16日(木)~20日(月・祝)
会場:東京芸術劇場シアターイースト
<栃木公演>
日程:2021年9月23日(木・祝)
会場:栃木県総合文化センター サブホール
<富山公演>
日程:2021年9月25日(土)
会場:富山県教育文化会館
<石川公演>
日程:2021年10月7日(木)・8日(金)
会場:北國新聞 赤羽ホール
<大阪公演>
日程:2021年10月9日(土)・10日(日)
会場:大阪市中央公会堂 大集会室
カメラ:山副圭吾
(c)2021.海の上のピアニスト