女優であり、演劇ユニットのプロペラ犬の主宰も務める水野美紀と、2016 年放送のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」(前田敦子主演、TBS系)で全話の脚本を手掛けて第35回向田邦子賞を受賞した東京マハロの矢島弘一がタッグを組む、舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月に新国立劇場 小劇場にて上演されることが決まった。
本作は共通テーマ「悲喜劇」に応じ、水野美紀と矢島弘一がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕で一つの作品として上演。二つの別々の物語がリンクしていく、2作品同時上演舞台となる。水野美紀と矢島弘一は各作品で脚本と演出を務めるほか、水野は主演も務める。
共演には、舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さん on STAGE』など多くの2.5 次元作品をはじめドラマ、映画など活躍の幅を広げている和田雅成、ドラマ「ごくせん」(日本テレビ系)でデビュー以降数多くのドラマや映画、舞台作品に出演し確かな演劇力に定評のある富田翔、TVをはじめ舞台での活躍も目覚ましい真凛、子役経験もありミュージカル『薄桜鬼』や舞台『刀剣乱舞』シリーズなどの2.5 次元作品で活躍する椎名鯛造、水野美紀に見いだされて多くの作品に出演し自身のプロデュース公演も精力的に上演している宮下貴浩らが発表された。キャストは水野、矢島の両作品に出演し、二役を演じ分ける。最強のクリエーティブのタッグと個性豊かなキャストに期待が高まる!
上演決定に当たり、水野美紀と矢島弘一からコメントが届いた。
[脚本・演出・主演:水野美紀コメント]
演劇でしか表現できない事をやりたいと思っています。二つの作品は場所も設定もキャラクターも違い、一つの作品として完結しますが、同じセット、同じ役者によって演じられます。通して見ることで浮かび上がってくるものがあります。対比することでより強く伝わるものがあります。二つの別々の作品であって、一つの作品です。世に蔓延する絶望と怒りの空気を感じ取りながら、スカッと爽快、楽しい作品に仕上げたいと思います。
[脚本・演出:矢島弘一コメント]
まずは無事に発表できること、うれしく思います。この企画の話は美紀さんと宮下と3人で焼肉を食べに行ったことで生まれた企画です。その時も大した話はしてなくて、ハラミがうまかった記憶しかないけど、こうして実現できたのはきっと3人が「演劇好き」だからだと勝手に解釈をしています。無事に幕が開きますように。そして、お客さんに見てもらえますように。
公演は10月7日(木)~14日(木)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。詳細は後日発表予定。