80年代を舞台に市原隼人ふんする中学教師・甘利田幸男と佐藤大志ふんする生徒・神野ゴウが、‟どちらが給食をおいしく食べられるか“を争う学園グルメコメディードラマ「おいしい給食」。甘利田の同僚、熱血体育教師・鷲頭星太郎を演じるBOYS AND MENの辻本達規が登場！　ドラマへの思いやマニアックな趣味など、たっぷり語ってもらいました。

――――「ミナミの帝王ZERO」以来のドラマ出演ですね。

「ミナミ～」はメンバーもたくさん出ていたから安心感があったし、普段通り頑張れけど、今回はグループを代表しての出演なので…。うれしい気持ちは大きいけど緊張も少ししています。実は僕、人見知りなので、放っておくと隅っこで静かにしちゃうから…（笑）。メンバーもいないし、今回はスイッチを入れて、共演者の方たちへ積極的に話し掛けるようにしていました！　武田玲奈さんと同じバスのことが多かったんですけど、武田さんも人見知りみたいで、「これは待っていても何も会話は生まれない…！」と思ったので、自分からちょっとずつ話し掛けて、今では普通に話せるようになりました。

――何か会話のきっかけがあったのですか？

いや、監督がいじっていたのに乗っかっただけです(笑)。さすがに０から１は生み出せませんでした…(笑)。

――辻本さん流のセリフの覚え方は？

僕は普通に台本を読んで覚えるだけなんですけど、よしって思って、寝たら何もなくなってるから、朝めっちゃ焦ってるんです（笑）。「あれ⁉　何も出てこーへん…。昨日の夜言えたけどなぁ…」っていうのを毎朝繰り返してます（笑）。みんなどうしてるんやろ？　結局、現場で共演者の方と演技を合わせるドライのタイミングで集中して覚えています！　それこそホールツアーでやった新喜劇の稽古も、メンバーのみんなとやって初めて覚えられました。自分だけじゃ覚えられないタイプの人なんかなぁ…（苦笑）。

――辻本さん演じる鷲頭先生はどんな先生ですか？

僕が体育教師になったら…こんな感じ！みたいな(笑)。この世界に入るまで、僕も学校の先生を目指していて、将来は先生になるつもりだったんです。だから僕が思い描いた教師像に近いかもしれないなぁ。僕は体育が一番好きなんですけど、専門科目は簿記と情報処理。僕の学生時代は、男子しかいない40人のクラスで同じ先生が3年間担当してくれたんです。当時の先生にもすごく感謝しているし、こういう風に3年間しっかり生徒と向き合えるっていいなぁと憧れていたので、母校で先生になりたかった。でも気付いたら…、こうなってましたね（笑）

――この作品で、ついに夢がかなったのですね。

そうですね！　現場で、空き時間に子どもたちとしゃべったり遊んだりするのも、めちゃくちゃ楽しかったです。正直、僕、子ども人気がすごかったんですよ‼　中学1年生の子と同じ目線で、100％で話せるから会話も困らない（笑）。

――俳優以外にも映画「新幹線変形ロボ　シンカリオン　未来からきた神速のALFA-X」にゲスト声優として参加が決まり、声優としても大活躍です。

ありがたいことに、声優の仕事が増えてきたんですよ！　声優は声で表情を出せる仕事だと思うので、情景が浮かぶように、声に表情を乗っけるように頑張ってます。…え⁉　何この空気⁉　だってそうやってやってきてるんだもん～（笑）！　声優のお仕事はやっていきたいです！　僕はいい声かは分からないけど、耳残りのする声なので、聞いただけで僕だってわかると思う。部屋でテレビをつけっぱなしにしてた時に、僕の声が聞こえてきたら、すぐ自分だってわかったもん。画面を確認したら、「ほら、やっぱり俺や！」って（笑）。外したことないよ？　でもこの間、ロケで原口あきまささんが俺の声ものまねをしてたんですけど、それは自分と間違えるくらい似てました。生放送だったから、5分くらい遅れて自分の声が聞こえてるのかなと思ってたら、ちゃうかった（笑）。

――主題歌は、アニメに引き続きBOYS AND MENが担当。新曲「ガッタンゴットンGO！」では、歌い出しの大事なパートですね。

ありがとうございます！　アニメの時は自分の役をやらせてもらいましたけど、今回はまったく違う役がらで声優をやらせていただきました。子ども達に思い出に残る作品にしたいし、そんな人間でありたいと思っているのでお話を頂いた時はすごくうれしかった！　「シンカリオン」の映画の主題歌で、自分がメインどころのパートを歌えることもすごくうれしいです。僕を知らなくても歌を歌うと分かってもらえることも多くて、作品の偉大さを感じてます。でも、「僕が歌ってるんだよ」って言っても信じてもらえてるのかは…ちょっと分かんない（笑）。

――このドラマは、給食マニアな教師と生徒が戦うというストーリーの軸ですが、これなら負けないと思うマニアックな趣味は？