加藤シゲアキの主演舞台「モダンボーイズ」が4月3日、東京・新国立劇場 中劇場で開幕した。その初日公演前に会見が行われ、加藤のほか、共演の山崎樹範、武田玲奈、作・横内謙介氏、演出・一色隆司氏が登壇した。
「モダンボーイズ」は1994年に木村拓哉主演で上演され、幻の名作ともいわれる青春群像劇。加藤は「最初に企画書をいただいた時に、正直なところ恐れ多いと思いました。僕がジャニーズ事務所に入るきっかけとなった先輩の一人。ずっと憧れていた先輩で、こういった形で同じ役を演じるということは、この先ないと思う。イチ役者としてチャレンジさせていただきます」と、作品への意気込みと、先輩・木村へのリスペクトを口にした。
木村本人に出演の報告をしたといい、木村の撮影現場に足を運び、会話のシチュエーションをしっかり立てて挨拶に向かったところ、いきなり「あ、『モダンボーイズ』やるんでしょ? 頑張ってね!」と声をかけられたといい「僕の台本が総くずれでした(笑)。『あ、ハイ、ハイ!』とあわあわしてしまって。でも、『がんばってくれ』とエールをいただきました」とそのときの様子を披露した。
また、加藤自身としては約3年半ぶりに舞台出演となる。コロナ禍での開幕に「試行錯誤しながら上演の運びとなりました。演劇界だけでなく、すべてのエンターテインメント界が乗り越えていかなければいけない壁だと思います。無事に幕が上がることにホッとしていますし、このまま完走したい。体に気をつけて頑張っていきたい」と話した。
東京公演は4月16日まで行われ、その後、28日から30日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。