3月14日(土)に東京・Bunkamuraシアターコクーンで幕を開ける舞台『あずみ 戦国編』の稽古場公開が行われ、四代目「あずみ」役で主演を務める今泉佑唯を始め、瀬戸利樹、味方良介、高橋龍輝、小松準弥、神永圭佑、吉田智則らメインキャストが参加した。この日公開されたのは殺陣のシーンばかり4シーン。最強の敵「美女丸」(小松)とあずみの対決シーン、あずみが運命を共にする忍び「うきは」(瀬戸)と一緒に大坂城を脱出するシーンなど、どれも5分ほどだが全員の息が上がってしまうほど激しい立ち回りばかりだ。それを演出の岡村俊一から「続けて次のシーンをやってもいいか?」と問われ「エーッ!」「ハード!」と声を上げながらも、今泉は座長としての責任感からか「ハイ!! 大丈夫です!」と太刀を振るっていく。先日行われた制作発表会見で岡村が“歴代の「あずみ」の中で一番うまい”と評したが、今泉はその言葉通りの見事な太刀さばきを披露していた。
稽古場公開終了後には囲み会見が行われた。公演が近づいた今の心境について、
今泉は「皆さんがすごく優しいし、明るい。初めて殺陣をやるので、皆さんにご迷惑を掛けてしまうんですが、付き合ってくださって。みんな大好き!という感じです」。瀬戸は「キャストの皆さんがすごく優しくて。僕はついていくのに必死なんですが、うきはとして何とか頑張っていけるよう一生懸命やります」
座長としての意気込みを聞かれた今泉は「毎日がプレッシャーで不安もあります。大丈夫かな?と。でも、この作品に携わってくれている方全員が“あずみ、最高だ!”“楽しいな”と思ってくれるような作品をみんなで作り上げるために頑張ります」と力強く語った。
会見では新型コロナウイルス対策の質問も出たが、チケットの販売枚数を減らして入場制限を行ったり、換気を良くする、消毒液を散布するなどの対策をするとして「万全の態勢で公演を行う」と岡村が返答した。
東京公演は3月14日(土)~29日(日)まで同所にて。その後、大阪公演が4月4日(土)、5日(日)にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。