TOKIO連載

テレビファンTOKIO連載「TOKIOカケル」スタッフインタビュー

「TOKIOカケル」が今年で放送5周年。「月刊TVfan」の連載「TOKIOのお仕事!」ではそれを記念して、人気コーナー「◯◯の生まれて初めて聞かれました」形式で今年1年、メンバーに数々の質問をぶつけていく番組とのコラボを企画しました。そしてここテレビファン・ウェブでは毎月TOKIOに質問をぶつけてくれた番組スタッフの方にご登場いただき、誌面では語りきれなかったメンバーとの思い出などを語っていただきます。

 

「TOKIOカケル」スタッフインタビュー 02

加藤智章(演出)

――「◯◯の生まれて初めて聞かれました」企画は、加藤さんが発案されたとか。

はい。僕の中で企画を考える上でのポイントが2つあったんです。一つはなるべくTOKIOに縛りのない、彼らが自由にできる企画がやりたかったということ。もう一つはゲストの方の話す内容がほかの番組と被らない、普通とは真逆なものが出てくるようにしたかったということ。この2つを同時に叶えるにはどうしたらいいかを考えたときに『質問をTOKIOのメンバーに考えてもらって、ゲストがそれに答えて。出た回答をどう面白くしていくかはTOKIOに任せよう』と思い付きました。

――TOKIOの皆さんに自由にしてもらう、というのが大前提だったんですね。

そうですね。TOKIOはフリートークで特に面白さを発揮する人たちなので…というか「自由にしゃべらせてくれよ」というタイプ(笑)。企画にするなら絶対にそのスタイルを守りたいなと思っていました。

――打ち合わせはいつもどんな風にされているんですか?

「今度この方がゲストなんですけど、何が聞きたいですか?」とメンバーそれぞれに聞いています。リーダーや山口さんはその方の資料を隅から隅まで読み込んだ上で「じゃあ、こんなのを聞いてみようか」とその場で考えていくことが多いです。長瀬さんと太一さんは事前にメモを取っていて、「実はもうこういうのを考えているんだけど」と提案してくれます。松岡さんは大抵、打ち合わせをしてすぐに「じゃ、これとこれだな~」とパッとすぐに質問を出してくれる形が多いですね。

――この企画においてのメンバーの特徴を教えてください。

僕は実は長瀬さんが一番この企画で力を発揮しているなと思っているんです。長瀬さんのちょっと良い意味での変態性が効果的に出ているというか(笑)。いつも僕らも「なんでそんな質問が出てくるんですか?」と思うようなことを考えてきてくれますし、収録日当日もかなりの熱を持ってゲストに向き合ってくれる。また、山口さんと太一さんは多くの番組でMCなどをされている方なので、やっぱりトークのバランスを見るのがうまいです。収録前後を見ながら会話をコントロールしていくタイプですね。松岡さんに関してはいつも本当に質問だけをもらっている形なので、僕らも彼がどういう経緯でこの質問にしたのか、どう広げていくのかが本番にならないと分からないんです。なので僕らも毎回、収録日を楽しみにしているという感じです。あとリーダーは…実は打ち合わせのときが一番面白くて、本番では意外と力を発揮できずに「アレ?」となってしまうタイプ(笑)。けっこう本来の質問とは違うことを聞いちゃうので、メンバーからも「何聞いてるの?」と突っ込まれることが多いです。でも、そこで回り回って結局かなり面白くなってくれるんですけど(笑)。

――加藤さんが思うTOKIOの魅力を教えて下さい。

そうですね…懐の深さじゃないでしょうか。TOKIOはどんなゲストやスタッフにも“何でも来い”という感じになってくれるんです。むしろ彼らの方が先に丸裸になった状態で僕らを迎えてくれるので(笑)、こっちも脱がないわけにはいけなくなるというか。ゲストの方々も「TOKIOさんにそんなふうにすぐ脱がれちゃったら、こっちも脱がなきゃいけないじゃないか」という感じでついつい、いろいろなことを話しちゃうんじゃないかなって思いますね。

――それはすごい才能ですね。

僕はこの番組に来て3年ぐらいなので、あまりその前のTOKIOの皆さんのことを知らないんですけど、本人たちいわく「自分たちも若い頃は尖っていたからねー」「やっぱり若い頃は若い頃で、それなりに…」って(笑)。そして「だからこそ今では何でも来いって感じ」「むしろ、やったことないことをやらせてよ」と言ってくれる。非常にありがたいです。

――だからこそ城島さんの過去の恋愛エピソードなど、「そこまで言っていいんだ!?」と思うこともたくさん出てくるんですね。

僕らも最初は探り探りで「どこまでオンエアできるんだろう…」なんてドキドキしながら編集をしていたんですけど、最近はスタッフやマネージャーさんも含めて「これは良いんじゃないですか」っていう幅がどんどん、どんどん広がってきていて(笑)。メンバーもOAを見ているので、よく「あれ本当に放送したんだね」と言われます。本人たちもそういった部分を理解した上で楽しんで話してくれているので結果、良かったかなと個人的には思っています(笑)。まぁ、おかげでここに来るジャニーズの後輩の皆さんはいつも「どこまでしゃべらされるんだろう…」とヒヤヒヤしていると思いますけどね(笑)。

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