TBS系で7月9日よる10時からスタートする火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」で、主演の松本若菜をはじめ、共演の松村北斗（SixTONES）らキャスト9名が、7月3日に行われた第1話特別試写会&制作発表会見に登壇した。会見の進行をキャストの藤井隆と野呂佳代が務めるなど、和気あいあいとした雰囲気の中、作品の魅力や撮影秘話などを語った。

主人公の西園寺一妃役を演じる松本は、第1話の試写を見終えたばかりの観客に向けて、「わー！　１話見てくださったんだなと思って、 今こうやってみなさんの前にいられること、すごくすごく…なんだかとても感慨深いです。そして幸せです」と晴れやかな表情を見せた。

楠見俊直役を演じる松村は、娘・ルカ役の倉田瑛茉と手を繋いで登場。松村は終始ルカの様子を気にかけるなど、すっかりパパの顔。そんな松村は「みなさん、どうでした？　かわいかったでしょう」と感情を込めて語ると会場からは大きな拍手が。「いっぱい見て帰ってください」と呼びかけた。

続いてルカ役の倉田に順番が回ってくると、松村はしゃがんで倉田の声が届くようにサポート。もじもじする倉田に松村が耳打ちすると「4歳です」と倉田。松村がささやいた言葉をそのまま喋るなど親子さながらのやりとりに、会場からは温かい声が寄せられた。

なかなか言葉が出てこない倉田を今度は藤井がサポート。「いっぱい頑張ったんだ～」と子どものような声で喋ると会場は笑いに包まれた。松村はその後も倉田にピースサインを促したり、背中をさすったり。中盤からは倉田のリクエストに応えて松村の膝の上に乗せて会見に挑むなど、“ルカのパパ”として手厚いサポートをしていた。

倉田のシャイで愛らしい行動にはキャスト陣全員が釘付けに。藤井が「北斗パパ好きですか？」と聞くと恥ずかしそうに首を傾げる倉田。松村は「20％だと思ってもらえれば！」と笑いを誘う一幕も。

会見には、ミステリアスな料理系YouTuber「カズト横井」こと横井和人を演じる津田健次郎をはじめ、天野竜二（藤井隆）が社長を務める「レスQ」のメンバーとして、レシピコンテンツ制作ディレクター・佐藤千沙子役の濱田マリ、西園寺らが手がけるアプリ「家事レスQ」のアシスタントプロダクトマネージャー・武田英美里役の横田真悠。そして西園寺と宮島陽毬（野呂佳代）の親友・小西洋介役の塚本高史と、バラエティー豊かなキャストが笑いに溢れるトークを展開した。

会見の後半には、原作者のひうらさとるが客席からステージに登壇。1話を見た感想を聞かれると「すごく面白かったです。なんかいい話だなって」としみじみ。続けて「漫画として面白いだろうなと思って描いてたんですけど、すごい変な人しか出てこないと思った(笑)」と自虐的に切り出し、「特に楠見くん、こんな変な…(笑)。ファンのみなさん大丈夫かな？」と問いかけると、会場からは大きな拍手が送られた。また、ひうらからサプライズで、キャスト全員に書き下ろしのイラスト色紙が手渡されるなど、ストーリーにふさわしいハートフルな会見となった。

最後に松本は「7月9日から遂に第1話がスタートします。今日、皆様に見ていただけて、これからどんどんストーリーがかなり濃くなってきます。そして、テーマでもある偽家族ってなんだろうっていう部分。みんなが思う幸せってなんだろう、子育てってなんだろう、家事ってなんだろうっていう、そういう悩み、それを大変だなって思ってる方に見ていただき、少しでも肩の荷が降りるようなドラマになればと思います。スタッフ・キャスト一丸となってこれからも最終話まで頑張って撮影してまいりますので、どうぞ…ほんとうに皆様のお力をお借りしたいです」と願いを込めるように締めくくった。