中村倫也が主演を務める今秋上演のMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』のさらなる出演者が発表された。
ルードビヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性マリーに木下晴香。そして、“もう一人のルードビヒ”や青年役に福士誠治が決定した。訳詞を森雪之丞が務め、よりドラマチックに作品を彩る。
本作は2018年末から19年にかけて、韓国で初演されたミュージカル。日本でもおなじみとなった『SMOKE』『インタビュー』『BLUE RAIN』の作・演出家 チュ・ジョンファの新作として注目された作品だ。世界の誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽に情熱を注ぎ込んだ悲運の人ベートーベン。彼を取り巻く人々との愛と喪失そして運命を、彼がつづった音楽とオリジナル楽曲で描く。
主演はNHK連続テレビ小説「半分、青い。」やドラマ「凪のお暇」(TBS系)、映画『ウェディング・ハイ』など数々の話題作に出演し、舞台『ヒストリーボーイズ』では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した中村。青年期のルードビヒを務める。また、残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などで中村とタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。
新たに出演が決まった木下は、昨年の第11回岩谷時子賞受賞に続き、第47回菊田一夫演劇賞を今年受賞。類いまれな歌唱力と清らかな表現力が魅力の木下が、芯の強いマリーを演じる。『アラジン』プレミアム吹替版で主人公アラジン&ヒロインのジャスミンを担当した中村と木下の再タッグにも期待が高まる。
舞台のみならず、ドラマや映像などでも活躍する福士は、大河ドラマでも挑戦した“老け役”にも改めて挑戦する。
[木下晴香コメント]
韓国ミュージカル! 出演者5人のみ! 河原さん演出で中村さん主演!! いや〜これはきっとものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。と同時に、柔軟な心と頭で飛び込まないと食らい付いていけないだろうなと、いい意味で恐ろしさも感じていて…。とにかく、この作品のことを考えるとニヤッとしてしまう今日このごろです。ベートーベンの生きた世界、すてきな皆さまと熱く熱くお届けします! どうぞお楽しみに。
[福士誠治コメント]
ミュージカル『ルードヴィヒ』に参加できること、とてもうれしく思っています。誰もが一度は聞いたことのある名前、ベートーべンの物語。この作品を通して僕自身も知らなかったこと、そして一人の人間のことを、また改めて考えてみたくなりました。ミュージカルなので、音楽と共に。演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒できることもワクワクします。そしてこの作品が日本の方々に響くことを僕はなぜか確信していますので、楽しみにしていてください。
公演は、10月29日(土)~11月13日(日)まで東京・東京芸術劇場プレイハウスにて。その後、11月17日(木)〜21日(月)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日(金)、26日(土)金沢・北國新聞赤羽ホール、11月29日(火)、30日(水)仙台・電力ホールにて。