フランスの小説家ジュール・ベルヌが19世紀後半に発表した長編SF小説2部作「地球から月へ」(1865年)と「月世界へ行く」(1870年)を原作にした舞台「Sound Fantasy 朗読劇『月世界旅行』」を2022年2月に東京・よみうり大手町ホールにて、3月に大阪・ABC ホールにて上演することが決定した。
本作の上演台本・演出は鈴木勝秀が、音楽は大嶋吾郎が担当。鈴木によって2つの長編小説からどのような『月世界旅行』が誕生するのか? さらに大嶋が創り出す70年代のプログレッシブ・ロックをイメージした静と動が混ざり合う壮大なロックミュージックにも注目を!
本作の主人公で月旅行の計画を立案するインピー・バービケーン役を、A.B.C-Zのメンバーとして活躍する塚田僚一が務める。また、バービケーンと敵対関係にあるニコール大尉役には劇団四季を退団後も数々のミュージカルに出演する田村雄一が、月旅行を実現するフランス人ミシェル・アルダン役には時代劇から現代劇、古典と幅広く演じる細見大輔が名を連ねる。彼ら3人の男の「月旅行」に今から期待が高まる。
上演決定に当たり、主演の塚田僚一、上演台本・演出の鈴木勝秀からコメントが届いた。
[インピー・バービケーン役:塚田僚一コメント]
このお話を頂いた時、率直にとてもうれしかったです。朗読劇は経験がありませんが、以前から挑戦してみたいと思っていました。実は今年、鈴木勝秀さんが演出され、メンバーの橋本良亮が主演の朗読劇『ピース』を観劇しました。その時、スズカツさんが作り上げる朗読劇は、朗読劇という枠を飛び超えた新しいエンターテインメントのような気がしました。今からとても楽しみです。地球を飛び出し、一緒に月へと冒険をしましょう! ぜひ劇場へお越しください。
[上演台本・演出:鈴木勝秀コメント]
『月世界旅行』はジュール・ベルヌの傑作Science Fictionである。それをSound Fantasy朗読劇として上演する。とにかく「SF」なのである。キャストには『Mogut』で絶妙のコンビネーションを見せた塚田、田村、細見の3名。そして音楽はDJ GORO=大嶋吾郎。つまり、SF=Suzukatz Favoriteなのである。
公演は2022年2月19日(土)~27日(日)まで東京・よみうり大手町ホール、3月5日(土)、6日(日)大阪・ABC ホールにて。