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関西ジャニーズJr.今江大地、ホームに座長として凱旋

12月11日から大阪松竹座にて、関西ジャニーズJr.の今江大地が主演を務める舞台『大阪環状線 大正駅編 ~愛のエイサープロポーズ大作戦~』が開幕。関西ジャニーズJr.に縁の深い大阪松竹座で初の単独“座長”を務める今江は、10日に行われた公開稽古前の取材会で「落ち着きますね」と満面の笑みで、ホーム松竹座と作品への愛を語った。

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今作は、大阪環状線の各駅をテーマにした1話完結オムニバスドラマ「大阪環状線」(関西テレビ)の舞台版。2019年12月に室龍太の主演で『天王寺駅編』が上演され、今回、舞台2作目として描かれたのが『大正駅編』だ。

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物語の舞台は、クリスマス間近の大阪・大正の街。顧問を務めている吹奏楽部が廃部の危機に直面した高校の音楽教師・亮太(今江)は、クリスマス公演を盛り上げることで危機を乗り越えようと、東京で人気女優となった幼なじみの美咲(阿部純子)にゲスト出演を依頼。亮太から「戻ってきてほしい」と聞いた美咲は仕事をキャンセルして地元に帰ってきたのだが、実はIT長者と婚約発表をしたばかり。周囲は“幼なじみの男性が婚約発表直後に呼び戻す理由なんて…!?”と騒ぎ立てるが…。亮太の美咲に対する思い、吹奏楽部員内の恋、リトル沖縄と呼ばれる大正区の人々の人情が、歌やダンスと吹奏楽、そしてエイサーを交えて、温かく描かれる。

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主演を務める今江は、取材会場に登場する際、取材陣へのあいさつに夢中で看板に激突するというおっちょこちょいぶりを見せていたが、まずは役柄について「演じる亮太は高校の音楽教師で、僕も実際に体育の教員免許を持っているので、それを生かせたらと思います」としっかり意気込みを。稽古場の様子については「シルクさんにプロテインのお菓子を毎日もらってる!」と告白し、「僕が稽古場でもプロテインをシェークして飲んでたので、シルクさんが用意してくださって…」とカンパニーの仲の良さを披露。稽古ではアドリブでプロテインというワードを入れたこともあったが、それは「亮太的にプロテインはない」と演出家に怒られたと、ウラ話も明かしていた。

何度となく通っていた大阪松竹座に座長として立つことには、「初めにお聞きした時はシンプルにうれしかった。これまで長い間、松竹座の春夏冬は関西ジャニーズJr.のアイドルの公演が恒例になっていたんやけど、自分はお芝居を中心にやっていきたいと決めて、その“冬”を僕が真ん中に立ってるっていうのはうれしいです」と感慨深げ。「けど、僕は舞台の経験はまだ浅いですけど、いろんな座長の形があることは分かったから、僕は真ん中でしっかりみんなを引っ張っていくっていうより、皆さんと手をつないで協力して一つの物を作り上げようっていうタイプやと思うので、“座長やから!”とは思ってないです」と、ほんわかさはいつも通り。松竹座という場所について、「いいですよ。落ち着きますね。知ってる場所やからすごいリラックスしてます」とニコニコで語る今江を、初舞台の阿部が「“落ち着く”って言ってみたいです」とうらやむ場面もあった。

また、約1カ月前の取材会時には阿部との共演について「お互いによそよそし過ぎて(幼なじみ役なのに)どうしよう!?」と話していた今江だが、「稽古の中盤くらいから敬語をやめましょうという話をして、普通に話せるようになりました!」と報告。阿部も「一人でいると大丈夫かなってハラハラするんですけど、(役名の)りょーくんといるとすごく安心して大丈夫だと思えます。ありがとうございます」と今江の頼もしさに感謝していた。

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亮太が顧問を務める吹奏楽部部員の空晴(たかはる)を演じる関西ジャニーズJr.の小柴陸は、「関西ジャニーズJr.、AmBitiousの小柴陸です。ナイジェリア~、エジプト~、おお~上海!」と、取材会一言目の自己紹介と同時に、持ちギャグを披露する強心臓ぶりを発揮。「稽古からめちゃくちゃ楽しくて、早く皆さまに見ていただきたいという気持ちでいっぱいです!」と18歳の元気さ全開だった。

これまでの稽古の様子を聞かれた小柴は、「めっちゃみんな仲いいです!」とアピール。阿部が「私は松竹座に初めて立たせていただくんですけど、お二人(今江、小柴)は何度も立たれているので『ここを通れば下手から上手に行けるよ』と通路を教えてくださったり、暗転中も『こっちやで!』って声を掛けてくださったり、本当に心強いです」と話すと、「小4から立ってるので…」と、関西ジャニーズJr.ならではの“松竹座っ子”ぶりを見せた。

劇中では、今江、小柴が楽器を演奏する緊張感のあるシーンも。NHK連続テレビ小説「おちょやん」の福助役でトランペット経験のある共演の井上拓哉は「すごいですよ! 俺もやりたいってウズウズする。それぞれのソロのパートもすごいカッコいいなと思うので、作品のスパイスになっています。期待していてください!」と太鼓判。

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