特集・インタビュー

橘ケンチインタビュー第2弾「EXILE加入10周年。仲間と臨んだ武者修行、後輩たちとの出会い」

①

第2回目のインタビューでは、橘ケンチがこれまで歩んできた日々を振り返る。

今ではデビューする後輩たちの登竜門となった“武者修行”を始めた第一世代としての経験談と、共に活躍する後輩たちへの思いも語ってもらった。

橘が語る、LDHのルーツ、この先の未来とは。

 

初の武者修行を振り返り、続く後輩たちに願うこと

――GENERATIONS from EXILE TRIBEをはじめ、Jr.EXILE世代と呼ばれる後輩の皆さんも現在大活躍されています。皆さん、全国でパフォーマンス行脚をする“武者修行”を経てデビューされてきましたが、橘さんたちが決行した武者修行が第1回目ということで、始まりの歴史を教えてください。当時を振り返ると、武者修行というのはどんなものでしたか?

1回目の武者修行のときは、EXILEっていうグループがあって、EXILEの周りにEXILESっていう括りがあったんです。その中には当時、MAKIDAIさんや ÜSAさんがやっていた“RATHER UNIQUE”っていうラップグループがあったり、ATSUSHIくんがやっている“COLOR”っていうグループがあったり。そういうEXILEファミリーの中の、EXILEメンバー以外の所属メンバーたちが、よりEXILEメンバーに近づけるように力をつけようということでバス1台借りて、日本全国ライブをして回ったんです。当時、僕はダンサーとしてそこに参加させてもらっていました。武者修行はそういったさまざまなチーム5つくらいで一緒に回って。その中にはラッパーやダンサー、シンガーもいました。なので…とてもカオスでしたね(笑)。はちゃめちゃでしたよ(笑)。まとまらないし、日々ケンカもしていたし。

 

――武者修行での印象的な出来事はありましたか?

“ageHa”っていうクラブがあって、そこでファイナルライブをしたのを鮮明に覚えています。それがいいキッカケになって、僕らは2代目J Soul Brothersに入ることができたんですよね。それで、J Soul Brothers がデビューするまでまた武者修行をやろうということになって。今度は1つのグループのメンバーだけだったので、平和でした。みんな自分たちのグループが売れるためにやるわけですから。そういう意味でも、1回目より2回目の方がはるかにやりやすかったです(笑)。そうして日本全国の方々の前で実際にライブパフォーマンスをして、自分たちも成長しながらちょっとずつ応援していただく方も増えていって。デビューまで武者修行で頑張るっていう流れは、きっとこの辺りで形作られたんじゃないかなと。それが今はLDHの伝統芸みたいになったんですよね。そのあとDREAMがやったり、GENERATIONS from EXILE TRIBEとか後輩たちが続いて。手探りで大変なことばかりだけど、今の若い子たちも必ず通っておいた方がいい道だと思います。あとあとここでの経験が生きてくるし、そこがきっと原点になるので。

②

気になる後輩たち

――以前、TVfanのインタビューでTETSUYAさんが小さい頃の世界さんを知っているとおっしゃっていました。橘さんも、横須賀にいた頃から世界さんを知っていらっしゃったのですか?

知っていました。小生意気なガキでね。ハハハ(笑)。当時は小学生くらいだったんじゃないかな。踊りがすごくうまくて。横須賀にある“Sweat”というダンススタジオでTETSUYAが教えていたんです。そこに世界もよく来ていて。僕らはそこで知り合いました。大人のメンバーの中に1人いる子どもで、でもなんか踊りがうまいからみんな認めてるみたいな…すごく特殊な存在ではありました。まぁ、まさかその世界がEXILEになるとは思ってなかったですけど(笑)。

――メンバーに決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

なるべくしてなったと思います。世界って本当にダンス命で、ダンスに全てを懸けているタイプなので。EXILEも、HIROさん、MATSUさん、MAKIDAIさん、ÜSAさんたちダンサーから始まって。メジャーの世界に入ってからはアーティストとして活躍されていましたけれど、でもやっぱり原点はダンサーで。今のJr.EXILE世代でダンスだけにどっぷり浸かっている存在としては世界が一番なんじゃないかなって思います。改めてEXILEが第4章に入り、新しいメンバー5人が加入するときに、彼のような存在がEXILEに入ってくるということはすごく貴重だなと思いました。彼はEXILEの原点やルーツを思い起こさせてくれるので。

――橘さんご自身も、世界さんといることで原点に戻れるような感覚があるんですね。

そうですね。EXILEに新たに入ってきた5人の中でダンスの話を今でもよくするのは世界くらいじゃないかな? 他のメンバーは、他のグループのことや役者業のこととか、また別の話をするんですけど。世界とはいつでもダンスと音楽の話ばっかりしています。

 

――ほかにも以前から知っていた後輩の方はいらっしゃいましたか?

(白濱)亜嵐はEXPGに入った頃から知ってましたし、彼の初舞台は一緒にやった思い出があります。(佐藤)大樹もEXPGの特待生で、ジェネのサポートとかやっている頃から見てましたし。(関口)メンディーに関しては、HIROさんがある日「すげぇ奴がいた」って僕らに報告してきて。「EXPG行ったら、生徒の中に体育座りでメモ取ってる外国人がいた」ってHIROさん大爆笑してて(笑)。

――そんな出会いが(笑)。

「メンディーっていうらしいんだけど」って言われて、「メンディーって名前も面白いっすね!」っていう話で盛り上がったのは思い出しますね(笑)。で、それから実際にメンディーに会った時、確かに面白そうって思った覚えが(笑)。あと、岩ちゃん(岩田剛典)は、三代目 J soul Brothersを作るってなった時に、(小林)直己が元々KRUMPつながりで知っていて連れてきたんです。「岩ちゃんっていう奴がいて、いいと思うんですよね」って。で、ある時EXILEメンバーがみんなでメシ食ってるところに、直己がいきなり岩ちゃんを連れてきたことがあったんですよ。その時の印象はすごいありますね。

――どんな感じだったのでしょうか?

当時、EXILEメンバーの中で白タンクトップがはやってて(笑)。全員お酒を飲んだ後に白タンクになって、トレーニングの成果を見せ合って、気合の入り具合を確認するっていうアホみたいな男社会の遊びがあったんです(笑)。それで直己が岩ちゃんを連れてきた時、そこにいたEXILEメンバー全員が白タンク着てて(笑)。そしたら岩ちゃんも慌てて、「僕も着ます!」って言って、そこにあった白タンクを着たっていう。超覚えてるなぁ(笑)。

――初めましての岩田さんをも巻き込む白タンクブームが。

ありましたね。一時期の写真みんな白タンクでしたもん(笑)。

――お話を聞いていると、メンバーの方がそれぞれ見つけてきた原石みたいな方が何人もいらっしゃるんですね。

そうですね。今はオーディションとかやらせてもらったりしてますけど、そうなるまでは知り合いや友達、人と人のつながりでどんどん才能が集まってきた感じです。EXILEもそうですし、LDH自体そうして成り立ってきてるので。原点はやっぱりそういうところなんですよね。

――現在はオーディションや武者修行をされていますが、後輩の方々を見てどんな思いを抱いていらっしゃいますか?

みんなデビュー前とかで初々しいなとか思ってても、デビューして何年か経つと絶対カッコ良くなるんですよね。それはもう今までの下の子たちを見てきてわかるので。逆に、この子はどういう風に化けるのかなっていう目線で見ることが最近は多いです。こいつカッコ良くなるわ、とか。

――そういう意味で気になっている後輩はいますか?

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE がラジオのゲストで来てくれた時に結構話したんですけど。メンバーの(深堀)未来と(砂田)将宏と(奥田)力也っていう3人はEXPGにいたので昔から知っていて。彼らはPROJECT TARO(LDHのアーティスト育成プロジェクト)でずっとニューヨークに留学していたのですけれど、その頃から親交があった彼らがBALLISTIK BOYZとしてデビューしたことは僕としてもすごくうれしいし、頑張れって心から思います。日髙(竜太)くんに関しては、EXILE THE SECONDのバックもやってくれていたんですよね。だからそこもうれしくて。そして加納(嘉将)くんと(海沼)流星くんと(松井)利樹の3人はほとんど初めてだったんですけど、それぞれのキャラが面白そうだなと思っています。利樹は利樹で、ほんわかしているんだけど、ちょっとKポップにいそうな雰囲気もあって面白い存在になりそう。加納くんはこれまでのLDHにはいなかったタイプのボーカリストになりそうだなって思いますし、流星は多分…相当モテるんじゃないかな〜と思います(笑)。彼もすごい魅力があるなと。彼らはみんな英語がしゃべれたり、流星もポルトガル語がしゃべれたりして。しかも全員で歌って踊れてラップもできるので、めちゃめちゃ可能性あるなと思います。世界で勝負できるようになっていってほしいですよね。

――魅力的な後輩の方々も加入し、ますます進化し続けるEXILEですが、橘さんがグループに加入して今年で10周年ということで、振り返ってみるとどんな日々でしたか?

EXILEに入ってからの時間はすごく濃密でした。僕らは2代目 J soul Brothersでアルバムデビューをして、その4日後にEXILEに加入させてもらったんですよ。なので、デビューしてから売れるまでの途中経過が抜けていたんですよね。いきなりトップグループのEXILEに加入させてもらって、必死に食らいついていきました。けれど、自分たちの中で積み上げるべき経験値や個人として欠如しているものがあったという思いもあって、その後EXILE THE SECONDの活動を始めたんです。そこで改めて自分たちの世代でもう1回積み上げていこうというテーマで、EXILEもSECONDも両方やっています。SECONDの活動ができたことによって、自分たちの等身大の表現がどんどん蓄積されていっている実感があって。それがEXILEに帰った時に、EXILEとしてやるべきことやその意味がよくわかったような気もしましたし。いろいろ行って戻ってを繰り返しながら、この10年間を色濃く過ごしてこられた気がします。

 

アー写

PROFILE

たちばな・けんち 9月28日生まれ、神奈川県出身。EXILE、EXILE THE SECONDのパフォーマーであり、俳優としても活躍。「未来の日本酒プロジェクト」プロデューサーも務めるなど、多岐にわたって活動している。

 

リリース情報

EXILE15人体制となって初のドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”」のLIVE DVD & ブルーレイが、7月31日(水)発売!

ジャケ写

ドキュメンタリー付き豪華盤

DVD 3枚組 ¥8,980+税

Blu-ray Disc 3枚組 ¥8,980+税

通常盤

DVD 2枚組 ¥6,980+税

Blu-ray Disc 2枚組 ¥6,980+税

 

ポラ

橘ケンチの直筆サイン入りポラを2名様にプレゼント!

・タイトルに「TVfanWEBプレゼント希望 橘ケンチ」

・本文に、住所、氏名、今回のインタビューのご意見・ご感想

を明記の上、8月16日(金)までにtvfan@mediaboy.co.jpまでご応募ください。

※当選発表は編集部からのメール返信をもって代えさせていただきます。「@mediaboy.co.jp」の受信許可設定を事前にお願いいたします。

 

写真/冨永智子 文/田中莉奈

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